なぜ今、BtoB企業がYouTubeを活用すべきなのか?

「BtoB企業がYouTube? うちは一般消費者向けじゃないから関係ないよ」と思われる方もまだ多いかもしれません。ですが、今やBtoB企業こそYouTubeを活用すべきタイミングに来ています。
その理由は大きく分けて3つあります。
顧客の情報収集行動が激変している
かつては展示会や営業訪問が当たり前だったBtoBの世界。しかし今、見込み顧客の7割以上が、商談前にWeb上で情報収集を完了しているというデータがあります(出典:Google「Zero Moment of Truth」より)。
これまで紙のカタログやPDFで伝えていた内容も、動画で伝えることで数倍わかりやすく、印象的になります。たとえば製品の使い方や工場の様子など、動画で「見せる」ことは、単なる言葉や写真以上に説得力を持ちます。
特に検索行動の中でYouTubeが使われるケースが増加しており、Google検索結果にもYouTube動画が表示されることから、SEO的にも有利です。
営業や採用活動を効率化できる
YouTubeを使う最大のメリットは、「営業や採用を動画に代行させられる」ことです。
たとえば、以下のような活用が考えられます。
- 初回商談前に動画を送って、相手の理解度を深めておく
- よくある質問に答える動画で、無駄な説明を減らす
- 社内紹介や社員インタビュー動画で、企業の文化を発信
- 採用サイトに代表メッセージ動画を入れることで、エントリー率が向上
これらはすべて、**「会ってから説明する」から「会う前に伝わる」**営業・採用への進化です。限られたリソースで最大の効果を出すBtoB企業には、この効率化が非常に大きな意味を持ちます。
小さな会社でもブランド力を高められる
「動画は大手企業のものでしょ?」と感じるかもしれませんが、むしろ中小企業こそ動画で差別化しやすい時代です。
なぜなら、大企業の動画はどうしても「洗練されすぎていて、共感しにくい」一方で、中小企業の動画は素朴でリアルな温かみが伝わりやすく、「人が見える会社」として信頼されやすい傾向があります。
たとえば、以下のような動画がBtoB企業で評価されています。
- 「社長の思い」を語る1分動画
- 「うちの現場」をスマホで紹介する5分動画
- 「製品ができるまで」の工程を見せる動画
これらは編集や技術よりも「真剣に伝えようとする姿勢」が評価されるコンテンツです。
実際に成果を上げているBtoB企業が増えている
すでに多くのBtoB企業がYouTubeを活用して、成果を上げ始めています。
- 製造業:工場紹介動画がきっかけで海外企業からの問い合わせ増加
- IT企業:ソフトの使い方を動画化し、サポート対応を大幅削減
- 士業:事例解説動画を通じて専門性を伝え、問い合わせ率が2倍に
YouTubeは「動画のSNS」ではなく、**「動画検索エンジン」**であるという認識が重要です。
だからこそ、検索に強い=集客に強いメディアとして、今後さらに注目されていくでしょう。
最初の一歩を踏み出すハードルは下がっている
昔は「動画=撮影クルーを呼んで、スタジオで編集する大掛かりな仕事」というイメージがありました。
しかし今では、スマホと三脚、簡単なライトがあれば十分です。編集もCanvaやCapCutなど、無料で使えるアプリが豊富。
つまり、動画の民主化が進んだ今こそ、誰でも始められるチャンス。中小企業でも、1日でチャンネルを開設し、数日で1本目の動画をアップできる時代です。
YouTubeはもはや「大企業のためのツール」ではなく、すべてのBtoB企業のための営業・採用・ブランド支援ツールです。
この機会に、御社でも「伝える手段」としてのYouTube活用を検討してみませんか?
BtoB企業の成功事例5選|どんな動画が成果につながったか

BtoB企業がYouTubeを活用して成果を上げていると聞いても、「本当にうちの業種で効果あるの?」「事例があれば知りたい」と思う方は多いはずです。ここでは実際にYouTubeを活用して成功した5つの企業事例を、業種別にご紹介します。
それぞれの事例から、動画の目的・内容・成果を詳しく見ていきましょう。
製造業|工場の裏側を見せることで“信頼”を獲得
企業概要: 精密部品加工を手掛ける中小企業(従業員30名)
動画内容: 工場内部の撮影、社員の作業風景、製品ができるまでの工程紹介
目的: 海外企業からの信頼獲得と営業ツールとしての活用
成果: 海外の見込み顧客からの問い合わせが3倍に増加。営業先で「動画を見て信頼できた」と言われる機会が急増。
この企業では、動画が“証拠”となり、文章では伝わらない「現場の空気感」や「こだわり」を可視化したことが成功のカギでした。
IT企業|サービス説明動画で商談化率を上げる
企業概要: SaaSを提供するITスタートアップ
動画内容: 自社サービスの操作画面と機能紹介、FAQへの回答
目的: サービスの導入前説明の手間を減らし、商談率を向上させる
成果: 初回商談での理解度が高まり、成約率が25%向上。営業担当者の説明工数も半減。
導入を検討している企業に対し、事前に動画で理解を促すことで、営業フェーズの効率化に成功しました。特に説明が複雑なサービスほど、動画の効果が高いです。
士業(会計事務所)|信頼感と親しみを同時に伝える
企業概要: 地方の会計事務所
動画内容: 顧問先とのインタビュー動画、税金の基礎知識解説
目的: 新規クライアント獲得と信頼性向上
成果: 月間2〜3件だった問い合わせが月10件を超えるように。
チャンネル登録者数は少ないが、視聴者の質が高く、視聴→問い合わせにつながるケースが多数。
ここでは、難しい専門知識をやさしい言葉で解説するスタイルが高評価。代表の人柄や考え方も動画で伝わり、「会ってみたい」と思わせる内容になっています。
建設業|施工事例動画で実績を“見える化”
企業概要: 小規模なリフォーム業者
動画内容: ビフォーアフター、施工中の様子、施主インタビュー
目的: 実績を可視化し、新規問い合わせの増加を狙う
成果: 地域名+工事種別でのSEO効果が出て、Web経由の問い合わせが2倍以上に。
この事例では、「○○市 リフォーム」「古民家 改装」などの地域密着型SEOが成功のカギに。YouTubeがGoogle検索にも表示されるため、地元集客にも強いメディアとなります。
採用動画|社員の声を届けて応募率アップ
企業概要: 地方の中堅メーカー(従業員80名)
動画内容: 若手社員インタビュー、1日のスケジュール、職場の雰囲気紹介
目的: 若手人材の採用促進
成果: 採用サイトに動画を埋め込んだことで、エントリー率が1.8倍に。面接時の「入社後ギャップ」が減少。
求人情報だけでは伝わらない、「社内の雰囲気」や「働く人の表情」を届けることで、ミスマッチを防ぎ、魅力的な職場としての認知が向上しました。
成功事例に共通するポイント
5つの事例に共通する成功のポイントは、次の通りです:
成功要因 | 解説 |
---|---|
目的を明確にする | 「誰に何を伝えたいか」を動画ごとに定義している |
ハイクオリティより“本物感” | 完璧な編集よりも、リアルな現場や人の言葉が信頼に直結 |
継続的に発信している | 1本で終わらず、継続して発信することで効果を蓄積 |
検索を意識した動画タイトル | 見込み客が検索しそうなキーワードをしっかり入れている |
動画を営業や採用に活用している | 「YouTubeに上げて終わり」ではなく、実際の業務と連携 |
このように、業種や規模に関係なく、YouTubeを上手に活用すれば確かな成果につながることがわかります。
次章では、どんな種類の動画をつくればいいか?という具体的なネタとアイデアをご紹介していきます。
YouTube動画の種類とネタの考え方|営業・採用・ブランディングに効果的
「動画を活用したいのは山々だけど、何を撮ればいいかわからない」という声は、BtoB企業の現場からよく聞こえてきます。特に中小企業では、動画の「ネタ」に悩んでスタートできないケースが多いのが現実です。
ここでは、営業・採用・ブランディングの目的別に、具体的な動画の種類とネタの考え方をご紹介します。
営業目的で効果的な動画の種類とネタ
営業フェーズでは「商品の魅力」「導入後のイメージ」「実績」など、お客様の不安や疑問を事前に解消する動画が効果的です。
動画の種類 | 内容例 |
---|---|
サービス紹介 | 自社サービスの内容・特徴・活用シーンをわかりやすく伝える |
製品デモ動画 | 実際の操作・使用方法を見せることで、機能への理解が深まる |
導入事例紹介 | 実際に導入したお客様の声や成果をインタビュー形式で紹介 |
よくある質問 | 営業でよく聞かれる質問をまとめて解説することで時短効果 |
これらは、営業マンが訪問する前に見せることで**「予習」効果を生み、商談の質を高める**ことができます。
また、商談後に「もう一度確認したい」と思った時、YouTube動画が“営業の再放送”のような役割を果たします。
採用目的で効果的な動画の種類とネタ
採用活動においては、テキストだけでは伝えきれない企業の空気感や社員の人柄を動画で届けることが重要です。
動画の種類 | 内容例 |
---|---|
社員インタビュー | 若手・中堅社員が「入社理由」「仕事のやりがい」を語る |
1日の仕事密着 | 実際の仕事内容を追って、リアルなスケジュールを見せる |
職場紹介 | オフィスや工場など、働く環境を映像で案内 |
社長メッセージ | 経営者の思いやビジョンを求職者にダイレクトに伝える |
これらの動画は、求人媒体や採用ページに埋め込むことで応募率が高まる傾向があります。また、事前に動画を見た上で応募するため、面接時のミスマッチが減るというメリットもあります。
ブランディング目的で効果的な動画の種類とネタ
「うちはまだ知名度がない」「信頼を得たい」という中小企業にとって、YouTubeはブランドを築くための強力な武器になります。
動画の種類 | 内容例 |
---|---|
創業ストーリー | 創業のきっかけや困難を乗り越えたエピソードなど人間味のある内容 |
会社の理念紹介 | どんな想いで事業をしているか、社会への貢献などを伝える |
製品ができるまで | 製品やサービスに込めた技術力・品質へのこだわりをドキュメンタリー風に |
社内イベント紹介 | 忘年会やボランティアなど、企業文化をアピールできる内容 |
ブランドとは「記憶に残る会社」であること。YouTubeで継続的に動画を出すことは、顧客や採用候補者の頭の中に自社の印象を“定着”させることに直結します。
ネタを考える3つの視点
動画ネタを考える際は、次の3つの視点を意識するとアイデアが湧きやすくなります。
- 見込み客の不安や疑問を解消する
→「このサービスってどんな人が使ってるの?」などの疑問を事前に解決する動画 - 取引先・協力企業に“安心感”を与える
→「この会社、ちゃんとしてるな」と思わせるための会社紹介動画や社長の話 - 採用候補者が働く姿を想像できるようにする
→「自分もこの会社で働けそう」と思わせるオフィスツアーや社員紹介
動画は“完璧”である必要はない
最後に、ネタを考えるうえで大事なのは「完璧を目指さない」ことです。
照明やカメラのクオリティよりも、「誰に何を伝えたいのか」がハッキリしていれば、スマホで撮影した動画でも十分に反響を得られます。
実際、社長が自分のスマホで撮影した1分間のメッセージ動画が、100万円かけた会社案内動画よりも問い合わせに繋がったという事例もあります。
次章では、実際にYouTubeチャンネルをどのように開設し、最初の動画を出すまでのステップについて詳しく解説していきます。
YouTube運用のはじめ方|チャンネル開設から初投稿までのステップ
「YouTubeに興味はあるけど、どう始めたらいいのかまったく分からない」という声は、BtoB企業の現場で非常によく聞かれます。特に中小企業では、リソースやスキルの問題から、スタートの一歩が重く感じられがちです。
この章では、チャンネル開設から初回動画投稿までのステップを、できる限りわかりやすく解説します。実際には、最短1日で公開まで可能です。
ステップ①:YouTubeチャンネルを開設する
YouTubeチャンネルの開設は、Googleアカウントがあれば誰でも無料で行えます。
手順:
- Googleアカウントにログイン
- YouTubeにアクセスし、右上のアイコンをクリック
- 「チャンネルを作成」を選択
- ビジネス名・ロゴ画像・概要文を入力して設定完了
ポイント:
- 「ブランドアカウント」を選べば、複数人で管理が可能
- ロゴや概要文には「信頼感」「専門性」が伝わるワードを
- 概要欄には会社URL・問い合わせ先・SNSリンクなども記載
ステップ②:最初の5本の動画テーマを決める
スタート時に「何本投稿すればいい?」と迷う方が多いですが、まずは5本を目安に準備するのが理想的です。
おすすめ構成:
本数 | 内容 |
---|---|
1本目 | 自己紹介(会社・サービス概要) |
2本目 | よくある質問への回答(Q&A形式) |
3本目 | お客様の声や導入事例 |
4本目 | 製品やサービスの使い方・仕組み紹介 |
5本目 | 社長のメッセージ(想いやビジョン) |
コツ:
- 短めの動画(1〜3分)を意識
- 編集より「伝わる内容」と「自然なトーン」を大切に
ステップ③:撮影環境を整える(最低限でOK)
動画撮影に必要な道具は、実はそれほど多くありません。最低限以下があればスタート可能です。
機材 | おすすめ |
---|---|
カメラ | スマホ(iPhone・AndroidでOK) |
三脚 | 安定した映像にするために必須 |
照明 | LEDリングライトや自然光でもOK |
マイク | ピンマイク(有線で2,000円程度)で音質UP |
特に音声の聞きやすさは視聴離脱を防ぐカギです。最初に投資するならマイクがおすすめです。
ステップ④:撮影・編集を行う
撮影時のポイント:
- 原稿は読み上げすぎず、要点だけメモして自然に話す
- カメラ目線で話すと信頼感が増す
- 背景は「白壁+ロゴ+観葉植物」などシンプルが好印象
編集については、以下の無料ツールがおすすめです。
編集ツール | 特徴 |
---|---|
CapCut | スマホ操作に強く、テロップや音楽も簡単に追加できる |
Canva(動画機能) | スライド風の動画に便利、テンプレート豊富 |
iMovie / Clipchamp | 初心者向けで操作が直感的 |
**編集で重視すべきは「シンプルに」「テンポよく」「わかりやすく」**です。
ステップ⑤:初回投稿とチャンネルの整備
動画が完成したら、YouTubeにアップロードします。
アップ時に入力する内容も、SEOに重要な要素が含まれます:
項目 | ポイント |
---|---|
タイトル | キーワードを入れて検索に強く |
説明文 | 概要+キーワード+リンクを丁寧に記載 |
サムネイル | 自作することで視認性が上がる(Canvaで作成可能) |
タグ | 関連ワードを5〜10個ほど設定 |
再生リスト | 類似動画をまとめて整理しやすくする |
また、「会社紹介」などの定番動画はチャンネルのホームに固定しておくと、新規訪問者に伝わりやすくなります。
社内での運用体制をどう整えるか?
最初は「誰がやるの?」と混乱しがちですが、BtoB企業においては以下のようなシンプルな体制で十分です。
- 企画担当(社長 or マーケ担当):何を撮るか決める
- 出演担当(社長 or 社員):話す人
- 撮影・編集担当(内製 or 外注):最小限でもOK
- 運用担当(YouTubeへのアップ・分析):更新作業を行う
1人が兼任しても構いません。まずは「出すこと」を最優先にしてください。
「始め方」は意外とシンプルです。最初の一歩を踏み出せば、あとは「試してみる→改善する」の繰り返しで、確実に成果が見えてきます。
次の章では、動画制作を内製すべきか外注すべきか、その判断ポイントと注意点について詳しくご紹介していきます。
動画を制作するなら内製か外注か?メリット・デメリット徹底比較
YouTube運用を検討する際、多くのBtoB企業がぶつかるのがこの問いです。
「動画制作って、社内でやるべき?それとも外部に任せるべき?」
答えは、会社の目的・体制・予算によって異なります。
ここでは、内製(自社で作る)と外注(プロに依頼する)それぞれのメリット・デメリットを整理し、判断ポイントを明確にしていきます。
社内で動画を制作する(内製)のメリット・デメリット
メリット:
ポイント | 解説 |
---|---|
コストを抑えられる | 撮影・編集を自社で行えば、外注費用がかからない |
スピード感がある | 思い立ったらすぐに撮影・投稿ができる |
社内の雰囲気がリアルに伝わる | 自然体の社長や社員の姿が“共感”につながる |
柔軟な内容変更が可能 | 細かい修正や差し替えも即対応できる |
デメリット:
ポイント | 解説 |
---|---|
機材やスキルに不安がある | 映像や音声のクオリティにばらつきが出やすい |
担当者に負荷が集中 | 通常業務との兼務で継続が難しくなることも |
初期のクオリティが低く見える可能性 | 初心者感が逆効果になることもある |
外注で動画制作を依頼する場合のメリット・デメリット
メリット:
ポイント | 解説 |
---|---|
高品質な動画を短期間で作れる | 映像・音声・構成すべてがプロのクオリティ |
第三者視点でブランディングできる | 客観的に“良さ”を引き出す演出が得意 |
制作工数を大幅に削減できる | 社内の負担を最小限に抑えてコンテンツを増やせる |
デメリット:
ポイント | 解説 |
---|---|
費用がかかる | 1本5〜30万円以上かかるケースもある |
社風や言葉選びにズレが出ることも | 外部の人間が作ると、トーンや価値観に違和感が出る場合あり |
納期の調整が必要 | スピード重視の場面では不向きなこともある |
よくある失敗パターン
BtoB企業でありがちな「制作の失敗例」も、事前に知っておくと安心です。
- オシャレすぎる映像で伝わらない
→映像は綺麗でも、専門用語だらけで誰にも理解されない - プロ任せで“想い”が入っていない
→台本が営業目線すぎて、見込み客に響かない - 社内で運用できない動画になってしまう
→毎回プロに依頼しないと投稿できず、更新がストップする
おすすめは“ハイブリッド運用”
最も現実的かつ成果につながりやすいのが、**「最初だけ外注→その後は内製へ移行」**というスタイルです。
ハイブリッド例:
- 第1弾:「会社紹介」「社長メッセージ」「サービス概要」はプロに依頼
- 第2弾以降:「よくある質問」「社内紹介」「簡単な事例紹介」は自社撮影・編集
この方法なら、「見た目はしっかり、運用は手軽」というバランスが取れます。さらに、外注時に編集テンプレートを納品してもらうことで、内製の難易度も下がります。
判断ポイントまとめ
判断軸 | こんな会社におすすめ |
---|---|
コスト優先 | 社内に若手がいて、動画編集経験が少しでもあるなら内製OK |
スピード感重視 | 撮影→公開まで1週間以内でやりたいなら内製向き |
ブランド重視 | 採用・展示会・投資家向けなど「見せ方が重要」な場合は外注が安全 |
継続運用 | 運用担当者のリソースが足りないなら、投稿支援型の外注を検討 |
YouTube動画は「1本だけで終わらない」からこそ、最初に仕組みと体制を設計しておくことがカギです。
自社の強み・人材・予算を見極めながら、柔軟に運用スタイルを選んでいきましょう。
次章では、実際にYouTubeを活用することで営業や採用活動がどのように変わるのか、そしてROI(投資対効果)をどう測るかを解説していきます。
YouTube活用による営業・採用の変化とROIの可視化
「動画を出したところで、何が変わるのか?」「本当に成果につながるのか?」
これはBtoB企業の経営者・マーケティング担当者にとって非常に大きな関心事です。
この章では、YouTubeを営業・採用の現場にどう組み込み、どんな変化が起きるのか?
そして、成果をどう数字で見える化するのか?=ROI(投資対効果)の可視化という視点から解説していきます。
営業活動が動画で“拡張”される
YouTube動画を営業活動に組み込むと、次のような変化が生まれます:
Before(従来の営業)
- 初回訪問で会社説明に時間を使う
- 資料を送っても読まれない
- 担当者が社内に説明しても正確に伝わらない
After(動画を活用した営業)
- 訪問前に会社紹介動画を送信 → 商談の質が向上
- 動画なら“見てもらえる”確率が上がる
- 担当者が社内説明の際に「動画を見せる」だけでOK
つまり、動画は**“営業の分身”として24時間働いてくれる存在**になります。
採用活動のミスマッチを動画で減らす
特に中小企業の採用において、ミスマッチによる離職や応募の少なさは深刻な問題です。YouTube動画は、求職者に「職場のリアルな姿」を伝えるための最強ツールです。
採用動画の導入による変化:
内容 | 効果 |
---|---|
社員インタビュー動画 | 「働く人の表情」が見える → 応募の心理的ハードルが下がる |
職場紹介ツアー | 入社後のイメージがつきやすい → 定着率向上 |
社長の想い動画 | ビジョンに共感した応募が増える → エンゲージメントの高い人材が集まる |
YouTubeに掲載するだけでなく、採用サイトや求人媒体に動画を埋め込むことで応募率が2〜3倍に跳ね上がったという事例もあります。
ROI(投資対効果)はこうして測る
「でも動画って、投資に見合うの?」と不安な方もいるでしょう。
ここで重要なのが、“見える成果”を数字で可視化するKPI設計です。
基本的な動画KPI(指標):
指標名 | 説明 |
---|---|
視聴回数 | 単純な再生数。多ければよいとは限らないが初動を見る指標に。 |
平均視聴時間 | 最後まで見られているか?→動画の内容の質を測る指標。 |
視聴維持率 | どこで離脱されているかを分析し、改善のヒントになる。 |
CTAクリック数 | 誘導したリンク(問い合わせフォーム、資料請求など)のクリック数。 |
問い合わせ・応募数 | 最も重要な成果指標。動画が「行動」に結びついたかを見る。 |
たとえば…
✅「月5本の動画公開 → 採用ページ経由の応募が月2件→月8件に増加」
✅「営業資料にQRコードで動画リンク追加 → 商談率が15%改善」
✅「よくある質問を動画化 → 営業の説明時間が半減、顧客の理解度が向上」
これらはすべて“動画によるROI”の一例です。
ROIは「売上」だけじゃない
ROIと聞くと「直接売上に貢献したか?」と思われがちですが、BtoBのYouTube活用では間接効果の評価も重要です。
効果カテゴリ | 例 |
---|---|
時間削減効果 | 営業の説明時間、採用面接の時間が短縮 |
ブランディング効果 | SNSや口コミでの認知拡大につながる |
社内教育効果 | 社員向けの研修動画としても活用可能 |
顧客の信頼獲得 | 顧客の購買決定が早くなる、紹介が増える |
特に小規模企業では“売上”以外の貢献度も含めて効果測定をする視点が求められます。
最低限これだけは測っておきたい指標
もし「数字は苦手…」という方でも、以下の3つだけは毎月チェックすることをおすすめします。
- 動画の視聴回数(月別・動画別)
- 平均視聴時間(60秒以下なら改善の余地あり)
- 動画経由の問い合わせや応募件数
この3つだけでも、「なんとなく作った動画」が「効果のある動画」かどうかがはっきり見えてきます。
動画は感覚で終わらせるのではなく、数値で判断し、改善できる資産です。
次章では、その資産をどう育てていくのか?
YouTube運用を長く続け、成果を出し続けるための**“継続の仕組み化”とコツ**について解説します。
BtoB企業がYouTube運用を継続するための5つのコツ
動画を一本公開して満足する企業は多いですが、成果を出している企業の共通点は“継続”にあります。
YouTube運用は“マラソン”のようなもの。始めること以上に、続けることこそが最も難しく、そして重要なことです。
ここでは、BtoB企業が無理なくYouTube運用を継続するための5つの実践的なコツを紹介します。
1. 完璧を目指さず「まず出す」
最も多い挫折理由は、「もっと良いものを出さなければ」と思いすぎて手が止まってしまうことです。
- 「言い間違えたからやり直そう」
- 「照明が暗いから撮り直し」
- 「背景がオシャレじゃないと…」
こうして何度もやり直しているうちに、一歩も進まなくなります。
成功している中小企業の多くは、**“7割の完成度でまず出す”**という方針を取っています。
動画は「出してからがスタート」。反応を見ながら育てていけば良いのです。
2. 更新のペースを最初に決めておく
「思いついたときに投稿しよう」では続きません。
YouTube運用を“業務の一部”に組み込むために、最初にペースとルールを明確にしておくことが重要です。
おすすめの運用スタイル:
ペース | 向いている企業 |
---|---|
月1本 | 少人数・忙しい現場に最適。まずは継続優先。 |
月2本 | 営業や採用で成果を狙いたい企業におすすめ。 |
毎週1本 | 専任担当がいる or プロに外注している場合に可能。 |
加えて、「第1週は事例紹介、第2週は社員インタビュー…」などテーマをローテーションで決めておくと、悩まずに進めやすくなります。
3. 社内の巻き込み方を工夫する
YouTubeは社長一人では継続が難しい場合が多いです。
社内に運用を定着させるためには、「参加型」にすることがコツです。
- 若手社員に「1分インタビュー企画」を依頼する
- 撮影日を社内イベントにして楽しむ
- 撮影後にみんなで動画を見る時間を設ける
動画づくり=プロジェクト感覚で進めることで、社内にもポジティブな空気が生まれ、協力体制ができてきます。
4. 簡易的な「PDCA」で改善を繰り返す
運用を継続する上で重要なのは、「振り返って改善すること」です。
といっても、難しい分析は必要ありません。
最低限、以下の3点だけでも月に1回チェックしましょう。
チェック項目 | 目的 |
---|---|
どの動画が最も再生されたか? | 人気のあるテーマや形式を把握するため |
どこで視聴者が離脱しているか? | 冒頭が弱い?話し方?改善点を見つけるため |
問い合わせ・応募につながったか? | 成果に結びついた動画を分析し、再現するため |
この簡易PDCAを1ヶ月に1度まわすだけでも、動画のクオリティと成果は確実に向上します。
5. 成果を「見える化」してチームに共有する
YouTubeの成果は、数値で見えることでチーム全体のモチベーション維持にもつながります。
おすすめは、**「YouTube社内報」や「動画通信」**として、月1回レポートを配信する方法です。
レポートの内容例:
- 今月の視聴回数トップ3
- コメントや高評価が多かった動画
- お客様からの「動画見ました!」の声
- 次月の撮影スケジュールと参加者募集
「自分たちの取り組みが数字として表れている」と実感できれば、社内の関心や協力も自然と高まります。
継続は力。動画は資産になる
YouTube運用において最大の資産は、**“積み上げた動画そのもの”**です。
10本、20本、50本と動画を蓄積していけば、営業・採用・ブランディングのあらゆる場面で使える「会社の武器」が増えていきます。
また、過去動画も定期的に検索にヒットし続けるため、半自動的な集客装置として機能します。
YouTubeは「一発当てる」ものではなく、コツコツ育てる“資産形成メディア”。
この考え方を持つことが、BtoB企業が動画で成果を出し続ける最初の一歩になります。
おわりに|BtoB企業がYouTubeを活用して成果を出すために
本記事では、デジタルに不慣れな中小企業・BtoB事業者の方々に向けて、「YouTubeをどう活用すれば実際に成果につながるのか?」というテーマを、実例・手順・注意点まで含めて詳しく解説してきました。
ここでは、特に重要なポイントを5つに絞って整理します。
✅ 要点5つのまとめ
- BtoBこそYouTubeと相性が良い
→顧客の情報収集がWeb中心に移行し、動画は「信頼と理解」の両方を担保できる手段となった。 - 実例を参考にすれば、自社でも成果を出せる
→製造業、士業、IT、建設、採用…どの業種でも活用事例があり、等身大のアプローチで成功している。 - 動画のネタは目的別に考えると無限にある
→営業・採用・ブランディングという目的に沿えば、自然と伝えるべきことが見えてくる。 - YouTubeは“始めやすい”時代になっている
→スマホと無料アプリがあれば誰でもスタート可能。完璧を目指さず「出すこと」を優先。 - 継続できれば確実に“資産”になる
→1本ごとに社内のノウハウが蓄積され、営業や採用のツールとして会社を支え続ける武器になる。
関連性の高い外部リンク
- Google for Small Business - Video Marketing
→ Googleが提供する中小企業向け動画マーケティングの公式ガイド。 - YouTube Creators Academy
→ YouTube公式の運用・編集・収益化に関する教育プラットフォーム(無料で学べます)。 - HubSpot - B2B Video Marketing
→ 世界的なマーケティングプラットフォームHubSpotによるBtoB動画活用の戦略ガイド。 - Think with Google - B2B YouTube Insights
→ Googleが提供するYouTubeにおけるBtoBマーケティングのデータ分析・インサイト記事。 - Vidyard - B2B Video Content Examples
→ BtoB企業向け動画活用の先進事例が多く掲載されており、業種別に参考になります。
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投稿者プロフィール

- デジタルマーケティング SEO MEO 動画マーケティングの専門家
-
デジタルマーケティングコンサルタントとして13年の経験を持ち、デジタル広告運用代行やGoogleアナリティクス解析を専門としています。
外資製薬会社、不動産会社、リフォーム会社、コンサル会社、リスクマネジメントなど、多岐にわたる取引先に対して、PVやYouTubeチャンネルの運営サポート、動画広告のディレクションを行っています。
150万人超えのYouTubeビジネスチャンネルの立ち上げにも参画。
SEO、ローカルSEO、MEOにおいても優れた実績を持ち、クライアントの集客に直接貢献しています。
Yahoo!広告認定資格を持ち、10年以上の広告運用歴を誇り、流行に左右されない持続的な集客方法を提供しています。
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