ショート動画は見られているのに、詳しい動画や問い合わせへ進んでもらえない。そんなときは、動画の本数を増やす前に案内先を確認してみましょう。
視聴者が次に何をすればよいかわからないと、そこで話が終わる場合があります。
実際に移動できるか、次へ進む理由があるかを分けて確認します。YouTube Shortsのリンク条件と、内容のつながりを点検する方法を紹介します。
YouTubeショートから、実際に移動できる場所を確認する

YouTube公式案内では、Shortsの説明欄とコメント内のURLはクリックできません。通常動画と同じつもりで「説明欄へ」と案内しても、直接移動できない場合があります。
関連動画を設定すると、チャンネル名の下にクリックできるリンクが表示されます。自分のチャンネルの動画、Shorts、ライブを選べます。高度な機能へのアクセスが必要で、選ぶ動画は公開または限定公開である必要があります。
案内文を入れるだけでなく、実際に押して移動できるか確認しましょう。
長い説明動画へ進めたいなら関連動画の設定を、外部サイトへ案内したいならプロフィールのリンクと案内文を確認します。
機能や表示位置は変わる可能性があります。公開前に、公式案内とスマートフォンの実際の画面で再確認してください。
参考:YouTubeのクリックできるリンクの公式案内
参考:Shortsへ関連動画を追加する条件の公式案内
次の動画で何がわかるか、具体的に伝える

お店のスタッフが「詳しくは隣へ」と言うだけでは、お客様は移動する理由がわかりません。「料金が変わる条件を説明します」と言えば、知りたい人は次の話へ進む判断ができます。
動画も「続きはこちら」だけでなく、「料金が変わる条件は関連動画で説明しています」のように、次に得られる情報を伝えます。ショート内で要点を話し、詳しい補足へ案内しましょう。
ショートだけで疑問が解決するなら、全員を次へ進める必要はありません。
離れた人をすべて失敗と扱わず、動画の目的を確認します。必要な情報をわざと隠して押してもらう方法は避けてください。
国内外3事例から、短い動画と次の行動を考える
以下には広告の事例も含まれます。通常のShorts投稿と動画広告は条件が違うため、成果を混同しないように読みましょう。
ナイル:切り抜きと詳しい動画をつなぐ
日本のWebマーケティング支援企業、ナイル株式会社は、長い動画の切り抜きで新しく知ってもらい、ほかの動画へ案内しています。資料や問い合わせへの案内、既存サイトとの連携も行っています。
支援会社は、切り抜きからチャンネルを知り、ほかの動画を見ていく経路が機能していると説明しています。ただし、ショート単独の移動率や問い合わせ件数は不明です。
短い動画と長い動画の内容をつなげ、必要な詳しい情報を移動先へ用意する参考になります。事例内の一般的なコメント欄活用の説明を、Shortsのリンク仕様へそのまま使わないようにしてください。
Les Mills:登録の目的に合わせて短尺広告を使う
国際展開するフィットネスのLes Millsは、既存の縦型短尺素材を再利用しました。縦型と横型の動画広告を組み合わせ、アプリ登録を促しています。
Googleの2023年4月の紹介では、広告のクリック率52%増、顧客1人を獲得する費用10%減とされています。比較期間、元の値、広告費、対象国の詳細は不明です。
これは広告の事例で、通常のShortsの関連動画リンクを直した成果ではありません。過去の広告形式を、現在の操作手順としても扱いません。
Moët & Chandon:短い紹介から詳しい説明へ案内する
国際的なシャンパンブランドMoët & Chandonは、長い手順説明動画と短い紹介動画を制作しています。短いインストリーム広告という動画の途中などに流れる広告から、動画一覧へ案内しました。
2023年4月のGoogleの紹介では、インターネットにつながるテレビ向けキャンペーンは、ほかの端末向けと比べ、広告を覚えていたことを表す指標が2倍超とされています。詳しい調査人数、比較期間、対象市場は不明です。
YouTube Shortsの事例ではなく、短い広告から詳しい動画へ案内する参考です。問い合わせ増加は確認できません。短い紹介と詳しい説明を、目的に合わせてつなげる考え方に注目しましょう。
参考:ナイルの切り抜き動画とほかの動画への案内
参考:GoogleのLes Mills・Moët & Chandon動画広告事例
案内の見え方・操作・内容・次の行動を点検する

案内先までのつながりを、次の4か所に分けて確認します。専門的な設定より先に、自分で操作して確かめられる部分です。
- 案内が見えるか:視聴者が気づく場所にあるか
- 操作できるか:クリックして進める経路か
- 内容が合うか:案内した説明が、移動先にあるか
- 次の行動がわかるか:移動後に何をすればよいか
初心者向けショートの先が専門用語だらけの営業ページだと、説明についていけない場合があります。詳しい動画や、よくある質問への回答を経由する案も考えられます。
スマートフォンで見ている人へ、同じ画面のQRコードを主な案内にする場合も、使いやすいか実機で確認してください。案内を作った人ではなく、初めて見た人の操作を確かめます。
再生数と、案内先で起きた行動を分けて残す

ショートの再生数、案内先の視聴、サイト訪問、資料請求、相談を分けて記録します。関連動画への移動を正確に測れない場合、案内先の増加をすべてショートの成果にしないようにします。
ほかの訪問経路や公開時期も確認してください。同じ視聴者の全行動を、必ず追跡できるわけではありません。
少人数なら、動画ごとの対象、答える疑問、案内先を一覧にする方法もあります。案内の重複や、説明が合っていない箇所を探す材料になります。
まずは、公開済みショートを一つ最後まで操作する
視聴者のつもりで、ショートを見て次の案内先まで進んでみましょう。押せない、説明が違う、移動後に迷う場所を記録します。
関連動画の設定だけで問い合わせが増えたと実証された事例は、今回の参考資料では確認されていません。再生数を増やす前に、見つかった問題を一つずつ直して結果を確かめてください。
