AIを使えば、本当に仕事は楽になるのでしょうか。
最近は、「AIを使えば1人でも会社を回せる」「仕事のほとんどをAIに任せられる」といった話をよく見かけます。
確かに、AIによって仕事のやり方は大きく変わり始めています。
ただし、AIを導入しただけで、勝手に売上が増えるわけではありません。
何もしなくてもAIが集客し、商品を売って、お金を稼いでくれるわけでもありません。
私自身、マーケティングや動画制作、Web制作、ライティングなどの仕事でAIを使っています。
そこで一番大きなメリットだと感じているのは、これまで人間が何時間もかけていた作業を、大幅に短縮できることです。
これは、特に個人事業主や小さな会社にとって大きな意味があります。
大企業なら、動画担当、SNS担当、ライター、Web担当、営業担当、カスタマーサポート担当と、それぞれに人を配置できます。
しかし、小さな会社ではそうはいきません。
経営者自身が、営業も集客もSNSも問い合わせ対応もしている。そんなケースも珍しくありません。
そこでAIを使います。
イメージとしては、「社員を全部AIに置き換える」のではありません。
少人数の会社に、仕事を手伝ってくれる優秀なアシスタントを何人か追加するような感覚です。
例えば、資料をまとめてもらう。文章の下書きを作ってもらう。長い動画から使えそうな部分を探してもらう。問い合わせ内容を整理してもらう。
こうした作業をAIに任せるだけでも、人間が使える時間はかなり増えます。
今回は、欧米で注目されているAI活用の中から、日本の個人事業主や中小企業でも取り入れやすい5つの方法を紹介します。
「AIって難しそう」と感じている方も、まずは自分の仕事に置き換えながら読んでみてください。
1.AIで長尺動画からショート動画を量産する

最初に紹介するのは、AIを使ったショート動画制作です。
YouTubeやInstagramなどで情報発信をしていると、大きな問題になるのが「動画を作る時間」です。
例えば30分のYouTube動画を1本撮影したとします。
その中には、ショート動画として使える部分がいくつもあります。
- 30秒程度で説明できるノウハウ
- 印象に残る一言
- お客様からよく聞かれる質問への回答
- 共感されやすいエピソード
- 商品やサービスの特徴
ところが、人間が30分の動画を最初から最後まで確認し、「ここを切ろう」「字幕を付けよう」「縦型にしよう」と作業していると、かなり時間がかかります。
そこでAIが役立ちます。
OpusClipなどのサービスを使うと、長い動画の中から、ショート動画に使えそうな部分をAIが探してくれます。
字幕付けや縦型動画への変換まで手伝ってくれるため、編集作業をかなり短縮できます。
たとえるなら、30分の講演動画の中から「お客様が興味を持ちそうな場面だけ付箋を貼ってくれるスタッフ」がいるようなものです。
日本では「切り抜きで稼ぐ」より企業向けサービスの方が現実的
海外では、有名クリエイターの動画を切り抜いて投稿し、再生数などに応じて報酬を受け取る仕組みもあります。
ただ、日本で個人事業として取り組むのであれば、私は企業向けのサービスとして活用する方が現実的だと思っています。
例えば、こんなサービスです。
「YouTube動画1本から、ショート動画を5本作ります」
対象になるのは、経営者、士業、コンサルタント、美容室、整体院、クリニック、工務店、スクールなどです。
こうした事業者の多くは、「動画をやった方がいいのは分かっている。でも編集する時間がない」と感じています。
そこで、次のような流れを作ります。
- 長尺動画を撮影する
- AIに使えそうな場面を探してもらう
- 人間が内容を確認する
- 字幕やデザインを整える
- YouTube ShortsやInstagramなどへ展開する
大切なのは、ショート動画を作ること自体ではありません。
1回の撮影を、何回も使える資産にすることです。
例えば1時間のインタビューから、YouTube動画1本、ショート動画5本、SNS投稿3本、ブログ記事1本を作れれば、1回の撮影の価値は大きく変わります。
AIは「料理人」ではなく「下ごしらえ担当」
ただし、AIが選んだ部分を、そのまま投稿すればいいわけではありません。
料理で例えるなら、AIは「野菜を洗って、皮をむいて、食材を切ってくれるスタッフ」です。
かなり助かります。
しかし、何を作るのか、どんな味付けにするのか、誰に食べてもらうのかを決めるのは料理人です。
動画も同じです。
AIは「この部分が使えそうです」と候補を出してくれます。
しかし、「この話はお客様に響くのか」「冒頭で続きを見たくなるのか」「見た後に何をしてもらいたいのか」を判断するのは人間です。
AIには作業を手伝ってもらい、人間は企画や判断に集中する。
この使い分けができると、動画制作はかなり楽になります。
2.AIを使ったゴーストライティング
2つ目は、AIを使った文章作成です。
海外では、経営者や専門家の代わりにSNS投稿やニュースレターを書く「ゴーストライター」という仕事があります。
日本であれば、次のようなものに応用できます。
- 経営者のSNS投稿
- ブログ記事
- メルマガ
- LINE配信
- YouTube台本
- 採用向けの記事
- 営業資料
実は、多くの経営者は「発信するネタ」をすでに持っています。
お客様からよく聞かれる質問、仕事で大切にしていること、過去の失敗、お客様の成功事例などです。
問題は、それを文章にする時間がないことです。
これは、料理の材料は冷蔵庫にたくさんあるのに、料理する時間がない状態に似ています。
AIは、その材料を整理して、一度料理の形にしてくれるアシスタントとして使えます。
30分のインタビューを複数のコンテンツに変える
例えば、経営者に30分インタビューするとします。
その音声を文字にしてAIに読み込ませます。
すると、その内容からブログ記事、SNS投稿、メルマガ、YouTube台本、ショート動画の台本などを作ることができます。
毎回ゼロから文章を書く必要がなくなるわけです。
1つの話を、使う場所に合わせて形を変えていきます。
例えば、同じ話でもブログなら詳しく説明し、SNSなら短くまとめ、動画なら話し言葉に変える。
これだけでも、小さな会社の情報発信はかなり楽になります。
単なる「AIライター」では価格競争になりやすい
ただし、「ChatGPTで文章を作れます」だけでは、これから仕事としての価値は下がっていくと思います。
ChatGPTそのものは、多くの人が使えるからです。
重要なのは、AIを使えることではありません。
誰の、どんな問題を解決する文章を作れるのかです。
例えば、「ブログ記事を書きます」だけでは違いが分かりません。
しかし、「工務店向けに、家づくりを検討している人の不安を解消し、問い合わせにつなげる記事を作ります」なら、価値が伝わりやすくなります。
同じように、「SNS投稿を作ります」よりも、「採用に悩んでいる中小企業向けに、社長の考えが伝わるSNS投稿を作ります」の方が具体的です。
AIが使えることよりも、業界やお客様の気持ちを理解していることの方が重要になります。
AIが80点まで作り、人間が100点に近づける
AIはかなり自然な文章を書けるようになりました。
ただ、そのまま使うと「間違ってはいないけれど、どこかで見たような文章」になりやすいという問題があります。
そこで人間が加えるのが、その人らしさです。
- 本人らしい言い回し
- 実際の体験
- 具体的な事例
- 業界ならではの話
- 意見
- 失敗談
- お客様とのエピソード
例えば、「お客様の満足を大切にしています」だけなら、どの会社でも言えます。
しかし、「以前、お客様からこんなことを言われたので、それ以来、必ずこの点を確認しています」と書けば、その会社にしかない文章になります。
AIに全部任せるのではありません。
AIに土台を作ってもらい、人間が最後にその人らしさを加える。
この使い方が、これからさらに重要になると思います。
3.AIを使って「問い合わせにつながるWebページ」を作る
3つ目は、AIを使ったWebページ制作です。
最近は、AIを使ってホームページや販売ページを作れるサービスがかなり進化しています。
以前なら、デザインを考え、文章を書き、画像を選び、ページを組み立てる必要がありました。
現在は、その一部をAIに手伝ってもらえます。
ただし、ここで注意したいことがあります。
会社が本当に欲しいのは、「きれいなホームページ」ではありません。
多くの場合、欲しいのは問い合わせや予約につながるホームページです。
これは、店舗づくりと同じです。
どれだけ内装がおしゃれでも、「何のお店なのか」「誰向けなのか」「どうやって注文するのか」が分からなければ、お客様は困ってしまいます。
ホームページも同じです。
例えば美容室なら、最初に「誰向けか」を伝える
例えば美容室のホームページを作るとします。
最初に「京都市○○区にある美容室です」と書くだけでは、お客様は自分に関係のあるお店なのか分かりません。
一方で、「40代になって、髪のボリュームが気になり始めた女性へ」と書かれていたらどうでしょう。
対象となる人は、「これ、自分のことかもしれない」と感じます。
その後、次の順番で見せていきます。
- お客様が抱えている悩み
- その原因や解決方法
- どんな施術をするのか
- 施術前と施術後の違い
- 利用した人の声
- 料金
- 予約方法
すると、ホームページは単なる会社案内ではなくなります。
お客様が「ここにお願いしよう」と判断するための営業ツールになります。
AIは家を建てる大工。設計図は人間が考える
Web制作は、家づくりに似ています。
AIは、かなり仕事の速い大工になりつつあります。
指示すれば、ページの形を短時間で作ってくれます。
しかし、「誰が住む家なのか」「何部屋必要なのか」「生活しやすい動線はどうするのか」を考えずに建てれば、見た目はきれいでも使いにくい家になります。
ホームページも同じです。
- 誰に見てもらうのか
- 何を伝えるのか
- どの順番で見せるのか
- 最後に何をしてもらうのか
この設計は、人間が考える必要があります。
そこに、セールスライティングやマーケティング、お客様への理解が加わることで、AIを使ったWeb制作の価値が大きくなります。
4.ローカルビジネスの問い合わせ対応をAIで自動化する
私が今後かなり伸びる可能性があると考えているのが、AIを使った問い合わせ対応です。
例えば、美容室、歯科医院、整体院、クリニック、工務店、不動産会社、修理業者、飲食店などです。
こうしたお店や会社には、共通する悩みがあります。
忙しくて問い合わせに対応できないことです。
電話が鳴っても接客中。
メッセージが来ても、すぐに返信できない。
営業時間外の問い合わせには、翌日になってから返信する。
その間に、お客様が別のお店へ問い合わせてしまうことがあります。
これは、せっかくお客様が店の入口まで来てくれたのに、受付に誰もいなくて帰ってしまうようなものです。
AI受付は「24時間働く受付スタッフ」

例えば営業時間外に、「明日の午後は予約できますか?」という問い合わせが来たとします。
AIが予約状況を確認し、空いている時間を案内する。
お客様が希望時間を選べば、そのまま予約する。
さらに、予約日前に案内を送る。
こうしたことまで自動化できるようになってきています。
流れとしては、次のようなイメージです。
- 問い合わせを受ける
- 必要なことを確認する
- 空いている時間を調べる
- 予約を受け付ける
- 予約日前に案内する
- 必要に応じてフォローする
昔のチャットボットは、決められた質問に決められた答えを返すものが中心でした。
今は、会話の内容に合わせて次に何をすればいいか判断するAIへと変わりつつあります。
日本では電話だけにこだわる必要はない
海外では、AIによる電話受付が注目されています。
もちろん、日本でも利用は広がっていくと思います。
ただ、日本の小さなお店なら、電話だけに絞る必要はありません。
例えば次のような場所です。
- Webサイトのチャット
- LINE
- InstagramのDM
- 問い合わせフォーム
- 予約システム
「AI電話受付を導入する」と考えると難しく感じるかもしれません。
しかし、「営業時間外の問い合わせに、まずAIが返事をしてくれる」と考えると、かなりイメージしやすくなります。
AIを売るのではなく「取りこぼしを減らす仕組み」を売る
ここは、AIをサービスとして提案する側にとっても重要です。
店舗オーナーに「最新AIを導入しませんか?」と提案しても、あまり興味を持ってもらえない可能性があります。
しかし、「営業時間外に来た問い合わせを取りこぼしていませんか?」なら話は変わります。
お客様が欲しいのはAIではありません。
欲しいのは、次のような結果です。
- 予約が増えること
- 問い合わせの取りこぼしが減ること
- スタッフの負担が減ること
つまり、「AIを販売する」のではありません。
売上の取りこぼしを減らす仕組みを販売するという考え方です。
5.AIアバターを使った動画マーケティング
最後はAIアバターです。
AIアバターとは、AIで作った人物に話をさせて、動画を作る仕組みです。
少し前までは、「これはAIで作った動画だな」とすぐ分かるものも多くありました。
しかし、現在はかなり自然になっています。
AIアバターを使えば、毎回スタジオを用意したり、カメラを準備したり、出演者を集めたりしなくても動画を作りやすくなります。
日本では「架空のインフルエンサー」以外にも使い道がある
AIアバターというと、「実在しない美男美女を作ってSNSで発信するもの」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん、それも一つの使い方です。
ただ、私は中小企業での利用の方が実用的だと思っています。
例えば、次のような動画です。
- 商品説明動画
- サービス紹介動画
- 採用説明動画
- 社内研修動画
- よくある質問への回答動画
- マニュアル動画
- 多言語での説明動画
例えば商品説明動画を10本作るとします。
通常なら、撮影日を決め、出演者を用意し、撮影し、編集する必要があります。
AIアバターなら、原稿を変更することで複数の動画を作りやすくなります。
たとえるなら、毎回スタッフを呼んで商品説明をしてもらうのではなく、「いつでも説明してくれるデジタルスタッフ」を用意するようなイメージです。
「撮影しなくていい」は中小企業にとって大きなメリット
中小企業で動画マーケティングが進まない理由の一つが、「撮影が大変」という問題です。
社長が忙しい。
社員が出演したがらない。
撮影日程が合わない。
撮り直しが難しい。
AIアバターなら、こうした問題をある程度減らせます。
ただし、すべてをAIアバターに置き換えればいいわけではありません。
例えば、会社の理念や経営者の想い、お客様へのメッセージ、採用メッセージなどは、本人が話した方が信頼されやすい場合があります。
一方で、商品説明、使い方、よくある質問、定型的な案内などは、AIアバターと相性が良いでしょう。
本人が出るべき動画と、AIで効率化する動画を使い分ける。
この考え方が現実的です。
5つのAI活用方法を比較するとどうなる?
今回紹介した5つの方法を、日本のスモールビジネス向けに整理すると、次のようになります。
| AI活用方法 | 始めやすさ | 収益化のしやすさ | 日本での可能性 |
|---|---|---|---|
| ショート動画制作 | 高い | 中〜高 | 高い |
| AIライティング | 高い | 中〜高 | 高い |
| AIを使ったLP・Web制作 | 中 | 高い | 高い |
| AI問い合わせ自動化 | 中 | 高い | 非常に高い |
| AIアバター動画 | 中 | 中〜高 | 今後拡大 |
私が特に注目しているのは、AI問い合わせ自動化、AIを使ったWeb制作、そしてAIと動画マーケティングの組み合わせです。
理由はシンプルです。
売上に近いからです。
AIを導入するだけでは、経営者にとって大きなメリットはありません。
問い合わせが増える。
予約の取りこぼしが減る。
コンテンツ制作の時間が短くなる。
営業活動が効率化する。
こうした具体的な成果につながって、初めてAIを使う意味があります。
「AIを使えます」だけでは仕事にならなくなる
ここまで読むと、「では、AIツールを覚えれば仕事になるのか?」と思うかもしれません。
私は、これからはそれだけでは難しくなると思っています。
今後、「ChatGPTが使えます」「AIで動画を作れます」「AIでホームページを作れます」ということ自体の価値は、少しずつ下がっていくでしょう。
これは、「スマートフォンを使えます」と言っても、それだけでは特別な仕事にならないのと同じです。
AIも次第に、「使えて当たり前の道具」になっていく可能性があります。
そこで重要になるのが、AIを何に使うのかです。
- 誰の問題を解決するのか
- どんな悩みを解決するのか
- どんな結果につなげるのか
AIそのものではなく、AIを使ってお客様にどんな価値を提供できるのか。
ここで差がついていくと思います。
AI × 専門性で考える
単純に「AI」というだけでは、これからサービスとして違いを作りにくくなります。
しかし、自分がすでに持っている専門性と組み合わせると、一気に具体的になります。
- AI × 美容室集客
- AI × 工務店集客
- AI × YouTube
- AI × セールスライティング
- AI × 採用
- AI × MEO
- AI × 不動産営業
MEOとは、Googleマップなどで自分のお店を見つけてもらいやすくする取り組みのことです。
難しく考える必要はありません。
「近くの美容室」「近くの整体院」と検索した人に、自分のお店を見つけてもらいやすくする活動だと考えれば分かりやすいでしょう。
大切なのは、「AIの専門家になること」ではありません。
自分がすでに持っている専門性を、AIで強くすることです。
例えば、工務店の集客に詳しい人なら、AIを使って施工事例からSNS投稿を作ったり、お客様からの質問を整理したり、営業資料の下書きを作ったりできます。
AIに詳しいだけの人よりも、「家を建てるお客様が何を不安に感じるのか」を分かっている人の方が、最終的には強いはずです。
AIは新しい商売をゼロから作る道具というより、今持っている強みを増幅する道具として考えると分かりやすいと思います。
小さな会社ほどAIとの相性がいい

AIというと、「大企業が導入する難しいシステム」という印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし私は、むしろ小さな会社の方が恩恵を感じやすい部分もあると思っています。
例えば3人の会社を考えてみてください。
そこに、ライター、動画編集者、Web担当、SNS担当、リサーチ担当、カスタマーサポート担当を全員雇うのは現実的ではありません。
人件費もかかりますし、そもそもそれほど多くの人を必要としない会社もあります。
しかしAIを使えば、それぞれの仕事の一部を手伝ってもらえます。
- 情報を調べる
- 内容をまとめる
- 文章の下書きを作る
- 資料を整理する
- 候補を出す
- 決まった作業を処理する
もちろん、AIが6人分の社員として完全に働いてくれるわけではありません。
しかし、これまで社長やスタッフが30分、1時間とかけていた作業を、10分で終わらせられる可能性はあります。
これは、小さな店に「必要なときだけ手伝ってくれるスタッフ」が何人か増えるようなものです。
AIは、大企業をさらに効率化するためだけの技術ではありません。
小さな会社でも、多くの仕事を無理なく回しやすくするための道具でもあります。
まとめ:まず「自分の仕事のどこをAIに渡せるか」を考える
AIを使って、新しいビジネスを始めるのも一つの方法です。
ただ、すでに事業をしている人なら、私はまず「今の仕事の中で、AIに任せられる部分はどこだろう?」と考えることをおすすめします。
例えば動画制作なら、素材確認、文字起こし、構成案、ショート動画候補の抽出などをAIに手伝ってもらえます。
ライティングなら、情報収集、アイデア出し、構成、下書きなどを任せられます。
店舗経営なら、よくある質問への回答、問い合わせの一次対応、予約案内などが候補になります。
営業なら、見込み客情報の整理、提案内容のたたき台、フォロー文面の作成などがあります。
いきなり会社全体をAI化する必要はありません。
まずは、「毎週2時間かかっている作業を30分にできないか?」くらいから考えてみてください。
それだけでも十分です。
そこで浮いた時間を、お客様とのコミュニケーション、商品開発、企画、営業、撮影、重要な意思決定などに使います。
私は、これがスモールビジネスにおけるAI活用の本質だと考えています。
AIに仕事を奪われるかどうかを心配するよりも、「AIに何を任せ、自分は何に集中するのか」を考える。
AIは、社長の代わりになるものではありません。
社長やスタッフが、本当にやるべき仕事に集中するためのアシスタントです。
まずは1つ、時間のかかっている作業からAIに手伝ってもらう。
それくらいの小さな一歩から始めてみるのが、一番現実的だと思います。

